どうもこんにちは。
ひまわり(@positivegirl___)です。
介護施設で働くようになって12年。
私の働いている施設では、看取りをやっています。

看取りをしているということと、重度の方が多かったり高齢な方が多かったりで、多分ほかの介護士よりも、急変に当たることも多いですし、看護師がいないときは看護師やドクターや救急隊員が来るまで適切な対応をしなければならないです。
看取りとなると、場合によっては自分一人で、呼吸停止確認、心停止確認をすることもあります。
とても重い仕事です。精神的にもやられます。
ある人に、介護のプロとして泣くのはどうか?と言われたことがあります。
私の考えをお話ししたいと思います。
私は泣く派
泣く派というか、無理に泣くわけではなく、勝手に涙が出てきます。つまり涙もろいんです。
介護のプロとして泣くのはどうか?という考え、もちろんわかります。
プライベートではなく、仕事です。
お金を頂いてる以上、私たちはプロです。
でもさ、涙が出てくるんだもん。我慢する必要はないと思う。
でも、大事なのは泣いてもいいけど、プロとしてやるべきことをやること!
私の場合の涙
急変時
急変時、ただ泣いているだけでは、その人の意識は戻らない。その時の状態を冷静に判断し適切な対応をとる。
例え泣きながらでも。
ま、冷静にって言っても、私もなかなか冷静になれませんが。
でも、自分がしなかったことによって取り返しのつかないことになってしまうのは絶対に避けなければなりません。「あーあの時、あぁすればよかった」と、出来るだけ後悔しないように、ただただ一生懸命です。
泣きながら「まだ死なないよーまだ死なせないよー戻ってきてー」と叫びながら心臓マッサージをしたことももちろんあります。
でもこんなこと言われても出来ないよって思うかもしれませんが。
もちろん私もそうでした。
亡くなった時
施設に入ると、家族よりも私たち介護士との時間が長くなります。長くいる方なら尚更思い出も沢山あります。
悲しいのと今までお疲れ様って気持ちと感謝の気持ちとで涙が出ます。
家族さんと一緒に泣きます。なんなら、家族さんより泣きます。
嬉しい時
感謝されたくてこの仕事をしているわけではありませんが、やっぱり感謝されると嬉しくて泣きたくなるときもあります。
急変して私が対応した方が元気になって戻ってきた時に、ご家族に
「ひまわりさんの対応が早かったから。感謝です」
と言われた時は、もう全てが報われた気がして、頑張ってよかったなと思うんです。
利用者さんに共感して
利用者さんの旦那さんや奥さんが亡くなったり、子どもさんが亡くなったりした時は、一緒に泣きます。
「悲しいね、寂しいね、つらいね」
とあえて口に出して、一緒に泣きます。
私はそうやって、一緒にその悲しみを背負ってあげることでその人の悲しみが少しでも軽くなるように、気持ちが少しでも和らぐようにと思っています。
あと、自分の思うように体が動かないイライラで泣いてしまったり、家に帰りたいのに帰れないと泣いてしまったりする方もいますが、私もつられて泣いてしまいます。
これに関しては、体験したことないからわかってあげることはできないけれど、少しでも寄り添うことができればと思っています。
泣く=感情移入しすぎ?
感情移入はよくないと言われます。感情移入のしすぎは良くないです。ちょっと冷たく聞こえるかもしれませんが、あくまでも仕事ですので。でも、泣きたかったら泣けばいいじゃんって思います。
人それぞれ、涙もろさのレベルは違うのでアレかもしれませんが、それだけ本気で向き合っている、一生懸命だって証拠なんじゃないかなと私は思います。
だから、私は後輩たちには「泣きたかったら泣きなさい。無理しない。それだけ一生懸命だという証拠だよ」と言っています。
おわりに
介護のプロとして泣くのはどうか?
正直、人それぞれ考えは違うと思います。
ただ、今回は私の場合についてお話しさせていただきました。
泣いたっていいじゃない!
最後まで読んでくださりありがとうございました。