どうもこんにちは。
ひまわり(@positivegirl___)です。
来たよ来たよ~!
インフルエンザが猛威をふるう季節!
ノロウイルスが流行しちゃう季節!
私は、介護施設で働いています。
とくに高齢者は、普通の人より感染症にかかりやすいところもあったりします。
感染症対策・感染症にかかった場合などについてわかりやすくお話ししたいと思います。
Contents
インフルエンザ対策
手洗いうがい消毒
基本中の基本ですね。
高齢者でなかなか出来ない場合は、食事前などに、消毒スプレーを手にしゅっとして揉みこむだけでも効果があります。
予防接種をする
インフルエンザの予防の定番な感じなんではないでしょうか?
私の働いている介護施設のおじいちゃんおばあちゃんは、原則全員予防接種をしております。
まぁ、予防接種をしてもなるときはなるんですがね。
病院に行く頻度を少なくする
インフルエンザにかかったら、風邪にかかったら病院に行きますよね。
どうしても必要な場合は、病院受診が必須ですが、介護施設では定期的な往診があったりするので、それで大丈夫な場合は、無理して行かないという対応をとる場合もあります。
抵抗力の低い高齢者、感染症をもらいに行くようなものですからね。
湿度管理
冬はそうでなくても乾燥しているのに、暖房器具を使っていると特に乾燥してしまいますよね。
でも、インフルエンザ予防には湿度をあげるということも大事なんです。
なので、介護施設の職員は、この時期は特に湿度管理をしっかり行っています。加湿器は、当たり前に各居室に置いていますし、湿度計で都度チェックをして、あまりにも湿度が上がらない場合は、濡れタオルを干したりして、湿度アップに勤めています。
面会制限
面会に来られるご家族から移ってしまう、ご家族がインフルエンザウイルスを運んでしまうということもあったりするので、その地域の流行指数をチェックし、場合によっては面会制限をかけることがあります。
インフルエンザになった場合
感染症ですので、うつったら大変ですので、隔離対応をはかります。
あとは、バイタルチェックを定期的に行い、温度湿度の管理を行います。
お熱の上がり具合によって、アイスノンで冷やしてあげたりといった感じです。
食事は、無理せず食べれる分だけで、体が弱っているので消化のよいものや食べやすいものを食べてもらいます。また、食事も大事ですがどちらかと言えば水分を優先してとってもらう感じです。
ノロウイルス対策
手洗いうがい消毒
ノロウイルス対策でも、これは基本中の基本です。
トイレでの排便時、汚物の処理
ノロウイルスの感染は”食品”からだけではありません。感染者の便や嘔吐物中には大量のウイルスが存在するので、トイレでの排便時、汚物の処理をしっかりと行う必要があります。
まぁ、基本的には流してしまえば済むんですが、衣類についた等の場合の処理をしっかりとしないとアウトですね。
感染拡大の原因となりやすいトイレは日頃から清潔に保つことが大事です。
色々なところ次亜塩素酸水
流行時には、色々なところに次亜塩素酸水を置いています。
急な嘔吐の場合にすぐに対応できるようにしています。
キッチンハイターを置いている施設が多いんじゃないかなと思います。
ノロセット
ノロウイルスかどうかわからない場合でも、原則嘔吐の際はノロウイルスだと仮定し対応を行います。
迅速に対応できるように、手提げ袋などに必要物品を入れておきすぐに持っていけるようにします。
・使い捨てエプロン
・使い捨て手袋
・使い捨て靴カバー
・使い捨てマスク
・使い捨て頭カバー
・新聞紙
・ビニール袋
だいたい最低限これらがあればいいと思います。
あとは、次亜塩素酸水を作ったりなどは他の人に頼むので。
ノロウイルスになった場合
感染症ですので、うつったら大変ですので、隔離対応をはかります。
嘔吐物は、ノロウイルスの菌がわんさかいるので、完全防備をし適切に処理します。これを失敗してしまうと、二次感染に繋がります。
ノロウイルスには、アルコール消毒は一切効きません。効くのは次亜塩素酸のみです。
処理する場合は、嘔吐物に濡れた新聞紙を被せ、次亜塩素酸水を外側から内側にといった感じでかけていき、それを二重にした袋に入れてしまいます。
細かく言ったらきりがないので、簡単な説明で細かいところは省略します。すいません。
下痢や嘔吐は1~2日でおさまることが多いのですが、脱水症状にならないように注意する必要があります。下痢や嘔吐を繰り返すことで、水分などの体液が奪われるため、適切に水分などを補給しなければ、脱水症状に陥ることがあるので、ノロウイルスと脱水はセットで考えていただけると良いかなと思います。
おわりに
普段から、感染症についての勉強会や実際に物品やモデルを使用しての訓練を行って、実際に感染症が発症した際には迅速な適切な対応ができるように、介護職員は頑張っています。
たぶんお医者さんよりも看護師さんよりも、一番介護職員がこういう対応をやる機会が多いんじゃないかなと思います。
また、自身も
菌を持ち込まない、
持ち出さない、
広げない
ということに気をつけて日々職務に当たっています。
できるだけ、わかりやすくわかりやすくと書いてみたつもりでしたが、感染症について、介護職員がどんなことやってるかってのがわかっていただけたら嬉しいなと思います。
そして、私のスポンサーさんでもあります、現役薬剤師のたっくんさんが、冬の感染症対策について詳しく丁寧に書いておられます。
是非読んでみてください。この冬を元気に乗り切りましょう。たっくんさんの記事はこちら★
最後まで読んでくださりありがとうございました。